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2017-09-06

第4回狂言『延年之會』、そして第5回は京都で。

8月25日(金)に和泉流狂言師の小笠原匡さんの第4回『延年之會』を鑑賞。小笠原匡さんとはパリ駐在時代にご縁があり、今日に至っている。
小笠原さんの狂言への熱い思いは昨年の第2回『延年之會』のパンフレットに寄稿させていただいた。2年間、パリ日本文化会館で日本の伝統芸能の伝承ワークショップとして活動され、今年5月には人間国宝の野村萬、そして萬狂言の代表である野村万蔵を迎え、2日間のパリ公演を無事に勤め上げられた。私は残念ながらパリでその狂言を鑑賞することはできなかったが、今回の『延年之會』で野村萬さん、そして野村万蔵さんとゆっくりとお話しする機会を得ることができた。
また、小笠原さんの息子弘晃君(パリ留学中)が、国立能楽堂の大舞台で『那須与一語』を披いたのも素晴らしかった。因みに彼は吉永小百合主演の『北のカナリアたち』で鈴木信人の小学生時代を見事に演じている。そして彼の『那須与一語』を観に吉永小百合さんもこの日は姿をみせていた。
次は11月5日に京都大江能楽堂で第5回延年之會を小笠原匡・弘晃親子が初めて公演、狂言は『酢薑(すはじかみ)』と『昆布売』、そして弘晃君の『那須与一語』もあり、また狂言の楽しい見方、デモンストレーションもあるとのこと。関西地方の人には改めてお勧めしたい秋の芸術である。

第4回延年之會にロゴを掲載いただきました。感謝。

第4回延年之會直会で人間国宝の野村萬さんと。

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